広島が12球団最後の10勝到達で最下位脱出 ピレラ逆転満塁弾 ドラ1森下2勝目
「阪神2-4広島」(23日、甲子園球場)
広島が逆転勝ちで5試合ぶりに白星を挙げ、12球団最後の10勝に到達、同時に最下位を脱出した。ドラフト1位・森下(明大)が2勝目を挙げた。
阪神・藤浪に五回まで2安打のみだったが打線は0-2の六回、先頭・西川の中前打から堂林、鈴木誠が四球を選んで迎えた2死満塁とした。ここでピレラが藤浪の外角直球に力負けせず、右翼席へ4号逆転満塁ホームランを放った。
「前の打席で少し詰まったので、早い直球に合わせて打ちにいった。森下も頑張っているので、何とかしたかった。最高の結果になったね」
コンディションの再調整を終えて復帰したドラフト1位右腕は、初回に大山に中越え2ランを浴びたものの、二回以降は持ち味を発揮。伸びのある直球を軸に、ブレーキの利いたチェンジアップを織り交ぜ、阪神打線を封じた。
六回まで三振は毎回の10個で、2桁奪三振は自身初。6回120球を投げ4安打10奪三振2失点でマウンドを後続に託した。球団新人の2桁奪三振は、14年9月6日のDeNA戦で達成した大瀬良(10個)以来だった。
七回以降は不安定だった中継ぎ陣が走者を出しながら無失点リレー。七回はフランスア、八回は塹江、最後は一岡が締めた。
森下が2勝目。一岡は2年ぶりのセーブを挙げた。