広島 引き分けも収穫は野村「ゲームを作ることができた」

 阪神と引き分け、佐々岡監督(右)とエアタッチを交わす野村(撮影・高部洋祐)
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 「阪神3-3広島」(22日、甲子園球場)

 今季初登板の広島・野村祐輔投手(31)が6回5安打1失点と好投した。

 三回、1死三塁からサンズにツーシームを捉えられ、右中間へ適時二塁打を浴びた。同点に追いつかれたが、その後は持ち味である安定した制球。変化球を内外にちりばめた丁寧な投球で四回以降は無失点に抑えた。「最少失点でゲームを作ることができたと思います」と振り返った。

 佐々岡監督は「6回を投げきって最少失点で抑えて仕事をしてくれた。次につながる投球だった」と賛辞を送った。

 春季キャンプで右ふくらはぎを痛め、早々に離脱を余儀なくされた。地道なリハビリを行い、3月には実戦に復帰するも、開幕には間に合わずプロ9年目で初の開幕2軍となった。

 悔しさを味わいながらも開幕から約1カ月遅れで今季初登板。復帰初戦で結果を残した。「これからです。まだまだ」と次は昨年8月8日のDeNA戦(マツダ)以来の勝利を目指していく。

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