広島・ピレラ 新切り込み隊長じゃ「1番・左翼」で2戦連続H!首脳陣「面白い」
「練習試合、オリックス6-3広島」(7日、京セラドーム大阪)
新たな切り込み隊長に名乗りを上げた。「1番・左翼」で先発出場した広島のホセ・ピレラ外野手(30)が4打数1安打2打点。1番打者として2試合続けて安打を放ち、首脳陣にうれしい悩みをもたらした。
2打席凡退で迎えた五回の第3打席だ。四回まで無安打と、手も足も出なかったオリックス先発・山本から1点を奪い、なおも2死二、三塁の好機で打順が巡ってきた。
2ボールから「バッティングカウントだったから、真っすぐが来るカウントだと思って狙っていた」と3球目の外角151キロを右中間へ運び、2人の走者を迎え入れた。「うまくアジャストできた」と12球団屈指の好投手から奏でた快音を納得顔で振り返った。
1、2番はチームの看板でもある田中広、菊池涼の「タナキク」コンビが基本線。だが、佐々岡監督はピレラの1番について「調子の良さ、足もあるということでいろいろ試しながら。打撃コーチも『1番も面白いかな』と。決定ではないが、いろいろ試しながら」と新たな攻撃パターンの選択肢の一つとした。
本人は1番について「マイナー(時代)に何度も経験しているし、メジャーでも打ったことがある」と胸をたたく。型にハマらない陽気なリードオフマンが、打線の“スパイス”になるかもしれない。





