ピレラ3安打!カープ新助っ人は開幕スタメン当確 3戦連続Hで打率4割

 「オープン戦・ソフトバンク10-5広島」(13日、ペイペイドーム)

 広島の新助っ人ホセ・ピレラ内野手(30)が好調だ。初回に左翼線への2点適時打を放つと、七回、九回と安打を重ね、3安打の固め打ち。3戦連続安打をマークし、オープン戦打率を・400とした。ポジションは未定ながら、開幕スタメンは濃厚。開幕の延期は決まったが、背番号10はその間に課題の守備力の強化を図り、レギュラーの座を確固たるものにする。

 まばゆい輝きを放ったピレラは日を追うごとに存在感が増している。「ハマってきている。毎日調子が上がっているし、ボールを見極められている。カウントに応じて打つ球が見えている」と笑顔。この日は3試合連続安打で3安打の固め打ち。打率を・400に乗せ、好調ぶりをアピールした。

 初回、5番・松山が2点適時二塁打で先制点を挙げた直後の第1打席。1死二、三塁の好機で打席に立った新助っ人は、東浜が投じた初球のカーブを迷うことなく振り抜き、見事に捉えた。

 鋭く伸びた打球は左翼線へ落ちる適時打になった。「試合前にコーチから的確なアドバイスがあった。浮いた球を振ることを実践していた。真っすぐに合わせた中での変化球への対応を心掛けている」。受けた助言をしっかりと結果に結びつけた。

 七回にも川原から左翼フェンス直撃の安打を放つと、九回は津森のスライダーを左前に運んだ。1試合3安打はオープン戦初だ。朝山打撃コーチは「真っすぐから入ってから変化球にも対応している。合格点を与えてもいい。ホームランは出てないが、いずれ出るでしょう。(今後も)使っていきたい。いい打撃をしている」と評した。

 打撃面では開幕スタメンに名を連ねる程の存在感を見せるが、課題は守備面だ。二回は三塁の守備で、甲斐の平凡なゴロを処理後、ワンバウンド送球。松山が好捕したことにより、事なきを得たが、スローイングに不安を残した。左翼の守備に入っていた七回1死二、三塁では、佐藤の安打の打球を後逸。打者走者の二塁進塁を許した。「守備の方は自分としても課題。毎日練習してディフェンスでも貢献したい」。守備力向上がレギュラーの座を確固たるものにするためにも、必要不可欠だ。

 開幕が延期になったことで、守備練習へ充てる時間は必然的に多くなる。「自分のプレーができるようにしたい」と話す背番号10は、好調の打撃を維持しながら、守備力強化へまい進していく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス