アドゥワ 2カ月半ぶり星「広島にとって特別な日」ファンに勝利届けた

 「広島8-4DeNA」(6日、マツダスタジアム)

 チームにとっても最高に、うれしい勝利だ。広島・アドゥワ誠投手(20)が7回3失点(自責0)で、5月19日の阪神戦以来、約2カ月半ぶりの白星となる3勝目を手にした。

 9連戦の初戦。二回は1死から4連打に味方の失策も絡んで3点の先制を許したが「全部ゴロのヒットだったので、何かを変えることなく攻めた」と三回以降はしっかり立ち直る。

 先発としては、これまでの磯村ではなく会沢との初バッテリーだが「絞られることなく投げられた」とDeNA打線を翻弄(ほんろう)。特に「変化球待ちと思って、内角に真っすぐを投げきることができた」と、相手打線の狙いを察知、回数を重ねるごとに、先発投手としての観察力も成長しているところを見せた。

 四回には2死から打者として三塁へのゴロで激走、最初はアウト判定もリクエストの結果、内野安打を記録し、直後、西川の逆転2ランを呼び込んだ。

 「バッティング練習の努力が出ました」と、コメントも軽やかだ。

 原爆記念日のピースナイター。「広島にとって、特別な日に勝ちを(ファンに)届けることができてよかった」。心優しき男が、これからもっともっと、ファンを喜ばせる快投を誓った。

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