九里 3連勝で6勝目 熱帯夜の中で粘投 「テルちゃんキムチ」で夏を乗り切る

 「広島10-5阪神」(4日、マツダスタジアム)

 気温30度超の熱帯夜に広島・九里が熱投だ。6回を5安打2失点。序盤の大量リードに守られ、今季6勝目をゲット。試合後のヒーローインタビューでは「野手の皆さんが早い回から、たくさん点を取ってくださったおかげです」と感謝しきりだった。

 走者を出しながらも粘り抜いた。5点リードの六回は2死からソラーテ、マルテに連続与四球。「リズムが悪くなった。申し訳ない」と猛省しながらも高山を一ゴロに打ち取り、ピンチ脱出。緒方監督も「よく6回投げた」と粘投を評価した。

 独自の夏バテ対策で猛暑を吹き飛ばした。自宅の空調は28度に設定。独身時代は18度で「ガンガン付けていました」と笑うが、結婚して変わった。「中と外の温度差が出ないように奥さんが気を遣ってくれています」と感謝する。

 「テルちゃんキムチ」も夏を乗り切る必須アイテムだ。高校時代の友人が尾道市内でキムチ店を営んでおり、毎年夏に「1カ月で食べ切れる量」を送ってくれる。白菜キムチ、カクテキ…どれも絶品だ。今年も届くのを待ちわびている。

 交流戦で先発復帰以降は9試合で5勝2敗、防御率2・37と安定感抜群だ。「もっといい投球ができるように頑張りたい」。反省を糧にスタミナ自慢の鉄腕が夏を突っ走る。

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