「代打新井」にマツダが沸いた!8球粘り四球選ぶ
「セCSファイナルS・第1戦、広島-巨人」(17日、マツダスタジアム)
今季限りで引退を表明している広島・新井貴浩内野手が六回、代打で登場。マツダスタジアムがこの日一番の歓声に包まれる中、粘った末に8球目を選んで四球で出塁した。
この回2死一塁で8番・安部の打順で、新井が準備を始める。6回1失点と好投の先発・大瀬良も投球練習を続けていたが、安部が死球で出塁すると、緒方監督は迷わず代打を告げた。
「代打新井」がコールされると、マツダスタジアムは地鳴りのような声援がわき起こる。広島を最も熱くする男、背番号25は、巨人の3番手・中川に対し、フルカウントまで粘り、最後は8球目を選んだ。満塁のチャンスをつくったが、続く田中が右飛に倒れ、無得点に終わった。