丸35号 金本超え!カープ左打者日本選手最多記録更新

 「中日6-5広島」(8日、ナゴヤドーム)

 敵地のファンもほれぼれとする弾道で、記録を塗り替えた。右翼席中段に消えていく打球を見ながら、広島・丸佳浩外野手がゆっくりと走りだした。球団の左打ちの日本選手では、1999年金本知憲の34本塁打を抜いて最多となる35号。「比較できませんが、自分のできることを精いっぱいやっていきます」。大先輩に敬意を払いつつ、気を引き締め直した。

 初回1死一塁。1ボール2ストライクから、藤嶋が投じた137キロの高め直球を完璧に捉えた。「追い込まれていたから、食らいついていった。結果的に最高なスイングができました」と自賛する先制2ランだった。

 自己最多だった昨年の23本塁打を、すでに大幅更新。ここ4試合で4発と量産モードに入った。「自分の中でのルーティンや試合の入り方がしっかりできている。結果が出ても出なくても、1打席1打席、線引きして入れている。出し続けてもらっていることを生かさないと」と好調の要因を分析する。

 三、五回には右前打を放って3安打。競り負けて4連敗を喫したチームの中で、主軸の仕事は果たしている。「数字を出せたことはうれしいですが、明日からも一戦一戦臨むだけ」。一喜一憂はしない。歓喜の美酒に酔う日まで、丸は泰然と結果を出し続ける。

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