【一問一答2】新井「日本一になって、みんなとうれし涙で終われれば最高」
広島・新井貴浩内野手(41)が5日、広島市内のマツダスタジアムで会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。一問一答2は以下の通り。
◇ ◇
-気持ちが揺るがなかったのはなぜか。
「本当にマツダスタジアムだけに限らず、どこの球場でも代打や打席に立つたび、大歓声をいただいて、今年は喜ばせてあげることができていないので、そういうことを含めて申し訳ないと思いますし、25番のユニホームを着て応援してくれる人がたくさんおられる中、今年でユニホームを脱ぐと決断したので、そういう人にも申し訳ないなと思う。そういう人たちを悲しませてしまうのは申し訳ないです」
-こだわりは。
「自分は大したセンスはないし、練習することでここまで来させていただいた。本当に運がいい。周りの方との出会いに恵まれた運のいい選手」
-恩師は。
「たくさん数え切れないぐらいおられる。山本浩二さんは一番迷惑をかけた監督なので、事前に連絡して気持ちを伝えました」
-かけられた言葉は。
「よく頑張ったなと。最高の引き際じゃないのかと言ってもらいました」
-プレーの満足度は。
「もちろん満足はしていない。ただ、気持ちが折れることはない。たくさん大きな声援をいただいているので、最後まで、ちょっとでも喜んでもらいたいという気持ちでプレーしていた」
-このタイミングでの発表は。
「すべて球団の人にお願いしていました。自分としては全部終わってからでもよかったんですけど、発表して、たくさんの人に見てもらった方が良いと言っていただいて、こういうタイミングになりました」
-日本シリーズまで試合が続くが、どんな姿を見せたいか。
「結果で喜ばせたいと思いますし、最後の最後まで、全力疾走で駆け抜けたいと思う」
-残り試合への意気込み。
「本当の戦いは10月、11月に来ると思うので、自分もチームの力になれるように、最後の最後、かわいい後輩たちと喜び合えるように頑張っていきたい」
-育ててもらったチームで引退となった。
「感謝の言葉しか見当たらない。まさかもう一度カープのユニホームを着させていただけると思っていなかった。1年1年が勝負と思っていた。4年間もやらせてもらって、球団をはじめ、ファンの皆さんに感謝の気持ちしかない。その気持ちが自分の体を動かしてくれた」
-日本一へ。
「日本一になって、みんなとうれし涙で終われれば最高。自分も力になれるように最後の最後まで全力で頑張りたいと思います」





