ジョンソン、5連勝 8戦連続負けなし!7勝目 得意虎狩りで本領発揮!!

 「阪神1-3広島」(24日、甲子園球場)

 広島・ジョンソンが熱帯夜の甲子園で熱投した。6回1/3を投げ、5安打1失点。得意の阪神から今季7勝目を挙げ、自身5連勝を飾った。試合後は「甲子園は黒土のグラウンドで熱気が上がってくる。この暑さの中では良かったと思う」と汗をぬぐった。

 決して本調子ではなかったが、うまく感情を制御した。リードを3点に広げた六回だ。先頭打者にいきなり四球。この判定に対して左腕はイライラ…。球審がマウンドへ詰め寄りかけたが、ここは石原が間に入りその場を収めると、助っ人も気合を入れ直した。糸井、ロサリオを打ち取り、ナバーロは外角直球で見逃し三振に。気迫の投球で無失点に抑えた。

 虎とは相性抜群だ。今季は3戦2勝で通算では16試合9勝2敗。甲子園での登板は2年ぶりだったが、通算4試合3勝負けなしだ。

 緒方監督は「ジョンソンもしっかり投げてくれた。そこまで良くなかったけど、ランナーを出してからも粘り強く投げてくれた」と評価。畝投手コーチも「要所要所を締めてくれた」とねぎらった。

 勝負の夏場を迎えて元沢村賞左腕が本領を発揮。指揮官からは後半戦のキーマンにも指名され「いいピッチングができているのでこれを継続していきたい」と力を込めた。ベンチの期待通りの働きで、6連戦の初戦にきっちりと白星を届けた。

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