大瀬良 3年ぶり完投星 「こどもの日」3年ぶり白星で20勝セ界一番乗り

 「ヤクルト1-10広島」(5日、神宮球場)

 広島・大瀬良大地投手(26)が今季チーム初完投を飾った。9回7安打1失点、123球の熱投で4勝目。完投勝利は2015年5月4日・巨人戦(マツダ)以来、3年ぶり5度目。野手は先発全員安打を記録し、前夜の完封負けを拭い去った。「こどもの日」に3年ぶり白星を届け、チームは2年ぶりにセ・リーグ20勝一番乗りを果たした。

 大瀬良は控えめに右手でグラブを叩き、喜びに浸った。9点リードの九回、志願してマウンドに立ち、ツバメ打線を三者凡退に。123球を投げ抜き、ナインと笑顔でハイタッチを交わした。

 「疲れもありましたけど、点差もありましたし、何とか最後まで投げたいと思っていた。(九回)大歓声の中、打席に立たせてもらって、また頑張ろうと。ファンの方に感謝です」

 序盤から大瀬良らしさ全開だった。球威十分の直球をストライクゾーンに投げ込み、カットボールやカーブも随所にちりばめた。ストライク先行の投球で失点は山田哲のソロだけ。八回はバレンティンに真っ向勝負を挑み、空振り三振に斬った。

 終わってみれば9回を7安打1失点。四球はわずか1と制球力も光った。完投は15年5月4日・巨人戦以来、3年ぶり。先発に復帰した昨季は完投なし。「スタミナだけが取りえだったのに…」とこぼしていた右腕が鯉の季節に鮮やかな復活。緒方監督は「良かったね」、畝投手コーチからも「真っすぐが良かったね。よく頑張ってくれた」とねぎらいの言葉を送られた。

 子どもの頃のヒーローは巨人時代のゴジラ・松井秀喜だった。夜はテレビ中継にくぎ付け。最も印象に残るのは日本最終年の02年に50号本塁打を放ったシーンだ。「父親と一緒に見ていて『うわー、入る!』って叫んでました」とニッコリ。ヤクルト・五十嵐の剛速球を左翼席へ突き刺したパワーに、大地少年は心を躍らせた。

 投手では上原浩治に憧れた。今年4月15日巨人戦(東京ドーム)では初めて同じ試合に登板。メジャー帰りの右腕と投げ合い「すごく不思議な感じでした」と感慨に浸った。

 「こどもの日ということで、夢を与えられるようなピッチングができればと思っていた。最後まで投げることができて良かったです」

 ヒーローインタビューでは大歓声の中、声を張り上げた。チームは20勝リーグ一番乗り。セ界の上空を気持ちよく泳ぐ鯉を大瀬良がさらに上昇気流へ乗せた。

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