ジョンソン投打に活躍 丸の3ラン呼び込み、東京ドーム初勝利

 「巨人2-3広島」(14日、東京ドーム)

 広島・ジョンソンが投打に活躍して、今季2勝目をつかんだ。「アリガトウ!サイコーデス!」。来日4年目で初勝利となった敵地・東京ドームで声を張り上げた。

 8回を投げ6安打2失点無四球。球数は104球。持ち味の打たせて取るピッチングで、巨人打線に13個のゴロの山を築かせた。

 投げるだけではなかった。三回に丸が放った5号3ランがチームの全得点となったが、起点となったのはジョンソン自身。1死後、田口から中前打。今季2本目の安打で出塁すると、田中も中前打で続いて一、二塁の好機を作り、丸の一発をお膳立てした。

 「ラッキーなヒット。いい所に抜けた。自分のヒットで塁に出て、丸に回ってホームランが出て良かったよ」と笑顔を見せた。

 3得点をプレゼントされた直後の三回裏に、マギーに犠飛を決められ、さらに七回にはゲレーロに一発も浴びた。「巨人打線にしっかり打たれた感覚だった。かわしたピッチングじゃなかった」と反省も忘れなかったが、守備にも助けられ、ピンチを3つの併殺で切り抜けたことが勝利につながった。

 昨季は体調不良や左足の故障で13試合の登板にとどまり6勝。不本意なシーズンに終わったが「去年は終わったこと」ときっぱり。3連覇を目指すチームには頼もしい左腕がいる。

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