中崎 4年ぶりチェンジアップ解禁 フリー打撃登板で手応え
「広島春季キャンプ」(19日、沖縄)
広島・中崎翔太投手(25)が19日、今キャンプ初めてフリー打撃に登板し、4年ぶりに解禁したチェンジアップに手応えを示した。鈴木ら打者3人に計30球、安打性の当たりは3本。チェンジアップは5球を投げ「最初にしては良かった。順調にいけば試合でも使える球になる」と、納得の表情を浮かべた。
好感触を示したのは安部に投じた4球目。1球前に低めのボールとなったことで「1個分上を意識して」と空振りを取った。これまでもブルペンでは投げていたが、打者に対しても試し、実戦で使えるメドが立った。「ある程度のイメージができた。緩い球なので使い方は工夫して考えていきたい」と話した。
昨季は2年連続となる防御率1点台をマークした。それでも「(相手が)そろそろ対応してくるかな、と。打者の目線を変えるために」と向上心は尽きず解禁を決断。この日はチェンジアップ以外の球にも「全体的にいい感じ。ブルペンよりいい手応えがあった」と充実感を示した。
昨季は春季キャンプでインフルエンザ、4月には腰痛も発症した。今年は順調に調整が進み、緒方監督も「今までこの時期にないぐらいの球を投げてる。今年も計算しているし、そういうポジション(守護神)を投げてほしい。競争の中から勝ち取ってほしい」と期待を込める。プロ8年目。より進化した姿で、リリーフ陣を支える。




