一岡、集中力増へ“脳トレ”導入…脳の活動解析「フォーカスバンド」

 広島・一岡竜司投手(27)が29日、集中力アップへ、海外の多くのプロゴルファーが実践する“脳トレ”を導入していることを明かした。「フォーカスバンド」と呼ばれる、脳波を計測するバンドを頭に巻いて、脳の活動状態を解析。スマートフォンのアプリに脳の状態がグラフィックで表示されるという。

 目的は単純明快だ。昨季は59試合に登板し、6勝2敗1セーブ、防御率1・85の好成績を残した。ただ、イニングをまたぐ場面などで、集中力を持続させる難しさを痛感した。

 「打たれた時を振り返ると、集中できていないことがあった。マウンドに行く時に、より集中してゾーンに入った状態で行けるようにしたい」。福岡での自主トレ中に同バンドを頭に装着した状態で投球練習を行い、手応えもつかんだという。

 この日はマツダスタジアムに隣接する室内練習場で合同自主トレに参加。キャッチボールなどで汗を流した。今年はブルペンキャンプテンに就任し、責任感も増した。高い集中力を持続して、フルシーズンを戦い抜く。

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