岡田、剛腕復活見えた!原点回帰で吹っ切れた「自信を持って投げる」

 広島・岡田明丈投手(24)が16日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で合同自主トレに参加した。昨季は12勝を挙げながら、シーズン途中に失速。投球フォームなど試行錯誤を繰り返す日々を送ったが、「自信を持って投げていけたらいい」と原点に立ち返り、新たな1年に臨むことを決断した。打撃練習も精力的に取り組んだ右腕。3年目を迎える今季は、剛腕復活で2桁勝利&2桁打点をゲットだ。

 もう迷いはない。昨季途中から試行錯誤を続け、ようやく光が見えた。室内練習場で汗を流した岡田は吹っ切れた表情で話した。

 「(方向性が)見えている。かっちりと崩さないようにしたい。考えすぎることのないように、1年間投げるだけの土台を作っていけるようにしたい」

 昨季はプロ初の2桁勝利となる12勝を挙げたが、試合中に突然崩れる悪癖を解消できずシーズン途中に失速。2軍降格を味わい、CSファイナルSでの先発機会も逃した。規定投球イニングにも、わずかに届かなかった。

 昨秋のキャンプから投球フォームなど要因を分析する中、一つの答えにたどり着いた。「迷わなければいい。自信を持って投げていけたらいい」。自身の魅力は最速155キロの直球。もう一度原点に立ち返り、苦悩にきっぱり別れを告げた。

 プロ3年目へ、仕上がりは順調だ。今年は3日に母校・大商大で始動。ランニングやキャッチボールなどで体を動かし「昨年同様、いい形で来られていると思う」とうなずく。ここまではブルペンに入らず、「投げるなら遠投でライナーを投げる方がいい」とマイペース調整を継続。慌てることなく、25日から宮崎・日南の天福球場で始まる先乗り自主トレでのブルペン投球を見据えている。

 打撃への意識も年々向上中だ。全体ノックを終えた後は打撃マシンと向き合い、一人黙々とバットを振った。メジャーリーガーのような豪快な構えから、スイングを繰り返す。「守備から攻撃へゲームの流れを変えられるようにしたい。1点でも多く取れるように」と語る表情は真剣だ。

 昨季は前年の打率・074から打率・170に上げ、チーム投手トップの8打点を記録。昨季3本塁打12打点をマークしたDeNAのウィーランドが目標か聞かれると「自分のバッティングをしたいですね」と屈託なく笑った。

 リーグ3連覇へ、剛腕復活は欠かせない。昨季の二の舞いはごめんだ。シーズン最後まで1軍マウンドで輝き、2桁勝利&2桁打点をゲットする。

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