ジョンソン復権に自信アリ 3季連続カープ開幕投手へ「ベスト尽くし準備」

 広島のクリス・ジョンソン投手(33)が5日(日本時間6日)、エース復権に自信を見せた。今季は2年連続開幕投手を務めながら離脱を繰り返し、わずか6勝(3敗)に終わった。今オフはコンディショニングを徹底。来季は1年間ローテを守り、輝きを取り戻す。

 リーグ3連覇へ、ジョンソンが完全復活を約束した。来日3年目の今季は度重なるアクシデントに見舞われ、6勝止まり。「数字的なものより、1年間健康でいられなかった」と振り返ると、早くも視線を来季に向けた。

 「健康を保ち、故障離脱をなくすことで、安定した成績を残す自信はある。オフの期間にコンディショニングをしっかりやって、来季はケガのないシーズンを過ごしたい」

 実績は申し分ない。来日1年目の15年は14勝7敗、防御率1・85。2年目の昨季は15勝7敗、防御率2・15の好成績を収め、沢村賞に輝いた。今季も“スーパーエース”として期待されながら、まさかの落とし穴にはまった。

 開幕直後に咽頭炎を発症し、長期離脱を強いられた。1軍に復帰してからも左太もも裏を痛め、再調整を余儀なくされた。「自分としては一生懸命やったが、非常にタフなシーズンだった。自分が思う以上にチームに貢献できなかった」と唇をかんだ。

 エース復権へ、来季はフル回転も辞さない覚悟だ。薮田、岡田、中村祐らリーグ連覇に貢献した若手の活躍に「非常に大きな仕事をした」と目を細めつつ、大黒柱としての心意気も示す。来季は中4日での登板もいとわない。

 起用法に関しては「チームに任せたい」と首脳陣に委ねるが「過去に中4日の経験はある。シーズン中に増えるのであれば、春先から自分にトレーニングを課すことで可能だ」と頼もしい。口調はいつものように静かだが、熱いまなざしからは完全復活への思いが伝わってくる。

 沢村賞への意欲を問われると「数字やタイトルは自分のベストを尽くして、ベストな投球をすればついてくる」。3年連続の可能性がある来季開幕投手についても「今の段階で開幕投手の話をするのは早過ぎる。ベストを尽くして準備することで、先発が巡ってくる」と受け流した。

 カーリー夫人と訪れたV旅行で気分一新。完全復活へジョンソンは本気だ。苦しい1年を乗り越えて、来季はエースの座に返り咲く。

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