広島、ドラ1中村に決めた! 松田オーナー迷いなし 14年以来の早期公表

 広島は14日、広島市内の球団事務所でスカウト会議を開き、今秋のドラフト会議で広陵・中村奨成捕手(3年)を1位指名することを決定した。今夏の甲子園では、1大会個人最多本塁打記録を更新する6本塁打を放ち、守備でも強肩で聖地を沸かせた逸材。地元のヒーローを獲得して、カープ黄金時代を盤石にする。

 黄金時代を構築するために、その存在は欠かせないと判断した。1位指名を広陵・中村に決めた理由を問われると、松田オーナーの言葉は自然と熱を帯びた。「肩とインサイドのさばきがうまい。坂倉と中村がいれば(この先)15年は、捕手は心配しなくていい陣容になる。あれだけの能力を持った選手はなかなか出てくることはない」。迷いはなかった。

 球団事務所で行われた2時間のスカウト会議。各地区を担当するスカウトに編成部門も加わった。「戦力的なことを考えるか、将来のことを考えるかだった」。リーグ3連覇を狙う来季。戦力アップを図るため社会人の即戦力投手も候補だった。ヤマハ・鈴木博志、JR東日本・田嶋大樹、日立製作所・鈴木康平…。現有戦力の分析をしながら重点に置いたのは、未来のチームだった。

 昨年のドラフトで坂倉を獲得。ルーキー捕手は今季、成長を遂げた。13年の鈴木以来となる1年目でのプロ初安打初打点をマーク。7日のファーム選手権では決勝3ランで初のファーム日本一をもたらした。扇の要を育成することはどの球団でも懸案事項。高いレベルで互いに切磋琢磨(せっさたくま)することでの成長を狙っている。

 広島と中村には「通じるものがある」と松田オーナーは言う。プロ志望届を提出した9月29日。中村は母校で会見し「自分を厳しく指導して成長させてくれる球団に選んでいただけるとありがたい」と言葉を結んだ。厳しい練習は広島の代名詞。今夏の甲子園では85年の清原(PL学園)を超える1大会個人最多6本塁打を記録し、守備では強肩でピンチを何度も救ったが、おごりはない。自らを律する姿勢も評価した。

 ドラフト会議より前に1位指名を公表するのは、14年の早大・有原(現日本ハム)以来。早期の公表は他球団をけん制する狙いもある。しかも中村は広島県廿日市市出身。少年時代には同市にある大野寮で栗原のサインをもらい喜んだ。「広島のファンに喜んでもらえるし、全国のファンには、あのとき指名して正解だったと思ってもらえる選手」と松田オーナー。10・26。運命の1日は間もなくだ。

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