丸V打で首位打者獲りも見えた セ単独トップ170安打!マギーと打率3厘差
「広島3-1ヤクルト」(28日、マツダスタジアム)
真っ赤に染まったスタンドから湧き起こる「丸コール」に敬礼ポーズで応えた。マツダスタジアムでのレギュラーシーズンの今季最終戦。広島のチームリーダー・丸佳浩外野手(28)がバットで鯉党に感謝の気持ちを届けた。
「何とか食らいついていくことができた。チャンスは少なかったですけど、少ないチャンスを結果的に生かすことができた」
打線は原樹の前に三回まで無安打と沈黙。均衡を破ったのは2巡目を迎えた四回だ。先頭の田中が中前打で出塁し、菊池の犠打で1死二塁。得点機で迎えた丸が外角の厳しいシュートを三遊間へ。先制の左前適時打となった。
2点リードの六回無死一塁では右前打で追加点を演出。3試合ぶりのマルチ安打で、リーグ単独トップの170安打とした。打率は・311。トップを行く巨人・マギーに3厘差と射程圏内だ。
ペナントレースは残り2試合。地元での戦いは終わり、30日から横浜でDeNA戦を迎える。「節目、節目の試合が勝てるのは、チームとして力がついてきたということ。こういう試合を続けていけたらいい」と気を緩めることはない。自身初の打撃タイトル獲得に前進する連勝締め-。最後まで全力プレーを貫く。





