野村&大瀬良&中村祐 東京ドーム全勝締めじゃ 球団初の快挙へ鯉先発3投手決意

 笑顔で練習する野村(撮影・吉澤敬太)
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 広島は28日、マツダスタジアムで投手指名練習を行い、29日からの巨人3連戦に先発予定の野村祐輔投手(28)、大瀬良大地投手(26)、中村祐太投手(21)らが参加した。今季は東京ドームで負けなしの6連勝中。全勝フィニッシュとなれば球団史上初の快挙。前々カードのDeNA戦で3夜連続サヨナラ負けの悪夢を見た右腕3人でお返しだ。

 トンボが舞い、秋の気配が漂い始めたマツダスタジアムで、納得の準備を整えた。優勝へのマジックナンバーを順調に減らす中、鯉投が宿敵相手に快挙を狙う。東京ドームの巨人戦は今季6戦全勝。球団史上初の全勝フィニッシュへ、初戦の29日に先発する野村は静かに闘志を燃やした。

 「いつも通りです。(巨人戦でいい)イメージというのはあまりないです。一回一回、新しいので。自分の投球をすることです。しっかりと向かっていかないといけない」

 前回22日・DeNA戦(横浜)は今季初完投を目前にした九回、1点差に迫られる2ランを打たれ、無念の途中降板。ここから3夜連続サヨナラ負けの悪夢が始まった。

 「力のなさを感じたので練習するしかないですし、次の登板で返すしかないと思います」。巨人戦は今季4試合に先発し、1勝2敗ながら防御率1・73。得意のG斬りでリベンジを誓った。

 2戦目の30日に先発予定の大瀬良も巨人戦は好相性を誇る。今季は3試合の登板で2勝0敗、防御率2・14。東京ドームでの無敗を知り、「そうなんですか?それは分からなかったけど、流れに乗っていけたらいいと思います」と声を弾ませた。3戦目の31日は若い中村祐が先発予定。先週、横浜で悲劇を味わった3人が東京ドームで巨人戦9戦全勝に導く。

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