福井粘れず「次、頑張ります」 緒方監督「先頭の四球をしっかり反省して」
「阪神5-4広島」(17日、京セラドーム大阪)
踏ん張り切れなかった。5回5安打4失点。背水の覚悟で臨んだ広島・福井優也投手(29)は、悔しさをにじませながらマウンドを降りた。
「粘れなかった」
突如制球が乱れた。1点リードの三回。先頭の坂本、投手岩田への連続四球と内野ゴロで1死二、三塁のピンチを背負った。北條、福留に適時打を許し逆転。五回にも2つの四球で走者をためると、適時二塁打と犠飛でさらに2点を奪われた。
四球で出した走者が全て失点に結び付いた。緒方監督は「先頭の四球をしっかりと反省してほしい」と課題克服を促した。
負傷離脱したジョンソンや成績不振の九里が2軍調整中と先発陣の台所事情は苦しい。「次、頑張ります」と右腕は巻き返しへ前を向いた。





