7年目・磯村 プロ初弾! 今季出場3戦目“第3捕手”が劇勝呼んだ

 「広島6-4中日」(2日、マツダスタジアム)

 広島・磯村自身も驚きを隠せなかった。プロ7年目で初本塁打となる1号2ラン。初めてダイヤモンドを独り占めにし、ベンチ前ではチームメートから手荒な祝福を受ける。「めっちゃうれしい。打った瞬間は覚えていないんです」。目尻を下げて逆転勝利を呼んだ一発を振り返った。

 4-1の七回2死二塁。柳のカットボールを振り抜いた。バットの芯ではじき返した白球は、左翼席の最前列に突き刺さる。1点差に詰め寄る値千金弾が、八回の逆転劇を呼び込んだ。

 石原、会沢に続く3番手のポジション。出場は限られ、ベンチで過ごす時間の方が多い。これが今季3試合目の出場。それでも準備は欠かさない。ベンチでノートにペンを走らせ、配球に相手打者や投手の特徴を書き込む。日々のたゆまぬ積み重ねが、確かな成長を促してきた。

 本塁打より喜んだのは、中日のスコアボードに「0」を刻んだこと。「やっぱり守りが大事なので」。六回の守備から途中出場し、八回までの3回を無失点で切り抜けた。

 「常に1軍にいたいと思っている。どっちに試合が転ぶか分からない3点差で出させてもらって良い経験になった。次につながる」。まだ24歳。カープの選手層は、確実に厚くなっている。

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