エルド連発 G戦6本!巨人キラー襲名じゃ

 「巨人2-3広島」(28日、東京ドーム)

 チーム、そして鯉党が総立ちになった。2試合連続となる13号2ランは、試合を振り出しに戻す起死回生の一発だ。「いい形のホームランになって良かったよ」。最高の結果を残してみせた広島のブラッド・エルドレッド外野手(36)は、こう言って胸を張った。

 0-2の七回1死一塁。2球目の直球を右中間席に突き刺した。「初球と同じ球が来たからね。タイミングや軌道は分かっていたんだ」。リーグトップを独走する一撃。膝に手を突きうなだれる田口を横目に、悠然とダイヤモンドを一周した。

 左腕の前に、打線は六回まで3安打に封じられていた。だが、誰一人として諦めていなかった。「我慢強くチャンスを待っていた」。そして一振りで仕留めてみせた。

 “巨人キラー”と言っても過言ではない。13本塁打のうち、巨人戦で6本。21本塁打の昨季も最多6本塁打を記録した相手は巨人。「特に意識はしていない」と笑ったが、無類の相性の良さは相手にとって大きな脅威だ。

 30日からは交流戦が始まる。14年のロッテ戦では10連敗を阻止する満塁弾を放つなど、パ・リーグ相手の戦いに苦手意識はない。「いいイメージを持って臨めるのは、いいこと。1試合1試合に集中していきたいよ」。奪い返した首位の座を守り抜くため、E砲がアーチをかける。

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