薮田乱打戦鎮めた!今月3日にモデルと結婚発表、飛躍のシーズン

 「ヤクルト7-8広島」(10日、神宮球場)

 原点に立ち返った。自分の武器は何なのか。広島・薮田和樹投手(24)は、自らに問いかけ答えを出した。7-6の七回1死一、二塁。「腕を振って投げることだけを意識しました」。150キロ台の直球を投げ込み、ピンチを切り抜けた。

 六回からマウンドに立ち、無死二塁を切り抜けると続投指令を受けた。「回をまたぐと思っていた」。七回は先頭・山田を四球で歩かせ1死一塁。バレンティンにも四球を与えた。球場の雰囲気が変わり始めたが、のみ込まれずに代打・大松、中村を打ち取った。

 大瀬良が五回で降板した。点差はわずかに1点だっただけに「0点で抑える」。七回の攻撃で鈴木が逆転2ラン。2回1安打2四球無失点の粘投がチームの連敗を止め、自身の2勝目にもつながった。

 3日に、同じ亜大の1学年先輩だったモデル・karunaとの結婚を発表。「一番、落ち着ける存在なんです」と目尻を下げる。今季はブルペンが仕事場。登板しなくても毎日、肩をつくり準備する。ホッと一息できる空間が、飛躍につながっている。

 リーグトップタイの19試合登板ながら、さらなる高みを目指す。「シーズンが終わってもトップでいられるように投げていきたい」。ジャクソン、今村へとつなぐ重責を担う。フル回転する覚悟はある。

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