絶好調・鯉打線、小休止 好機に主軸が凡退で、好投・九里を援護できず

 「阪神2-1広島」(16日、甲子園球場)

 力投を続ける先発・九里を援護できなかった。試合前までチーム打率・288、89得点とリーグ最強の破壊力を誇ってきた広島打線が空回り。阪神の4投手の前にわずか1点しか取れなかった。

 初回は幸先良く先制した。田中、菊池の連打と新井の四球で築いた1死満塁のチャンスに、鈴木が左翼へ犠飛を打ち上げた。しかし、その後はゼロ行進が続いた。三回は先頭の丸が中前打で出塁したが、新井が遊ゴロ併殺打。直後に2本の安打が出るというチグハグな攻撃で能見をとらえ切れない。八回の勝ち越し機にも新井、鈴木の主軸が凡退した。

 新井は「九里が頑張っていたので、なんとか点を取ってあげたかったんだけど。また、次に彼が投げた時はしっかりと援護したい」とチームの思いを代弁。鈴木も「しっかり反省して、次に生かしたいと思います」と硬い表情で引き揚げた。

 開幕から5カード連続の勝ち越しはならなかった。緒方監督は「野手もみんな頑張っていた。負けたのはオレの責任」と選手をかばった。石井打撃コーチは「初回にいい形で点を取った後、もう一押しできていればね。こんな時もありますよ。切り替えてやるだけ」と話した。

 東京ドーム、甲子園と続いたビジター6連戦は終了。打線は小休止したとはいえ、チーム打率・283、90得点は依然としてリーグ1位。ホームに戻り、18日からのDeNA戦で出直しを図る。

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