丸、V2点打 「つなぐ」意識で大暴れ猛打ショー

 「巨人5-11広島」(12日、東京ドーム)

 ベンチで喜ぶナインの姿がうれしかった。松山の右越えソロで5-5に追いついた九回だ。さらに1死二、三塁と攻め立て、ここで広島・丸。2ボールからの3球目に迷わずバットを出した。10連勝へ思いを乗せた打球が右前で弾んだ。

 「(同点弾に)本当にみんなが勇気をもらいました。松山さんが1本出ていなくて、苦しみながら練習している姿を見ていたのでうれしかったです」

 チームリーダーが5打数3安打2打点の大暴れ。「つなぐ」意識が猛打賞の要因だ。ヒーローインタビューでは「しつこいようですけど…、新井さんという偉大なバッターが後ろにいるのでつなぐ意識でした!」。口も滑らか。お決まりになりつつあるフレーズで笑いを誘い、東京のカープファンを喜ばせた。

 プレーボール直後の猛攻も丸のバットから始まった。初回、1死一塁から二塁内野安打で好機拡大。ここから新井、鈴木、エルドレッド、小窪、会沢と続く6連打4得点に結びつけた。

 これでチームは引き分けを挟んで10連勝。土壇場でも底力を発揮し、チームのムードも最高潮だ。それでも丸は「まだ10試合ちょっとなので。気を引き締めて戦っていきたい」と力を込めた。14日からは2位に浮上した阪神と3連戦。カープらしい全員野球で、王者の力を見せつける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス