“中崎道場”開講だ!若鯉のアニキになる 自主トレに初めて後輩・塹江が参加

 道場開講じゃ-。広島の中崎翔太投手(24)が23日、若鯉のアニキとして自覚を口にした。年明けから宮崎日南で行う自主トレに、2年目の塹江敦哉投手(19)が志願参加。初めて後輩選手と合同トレを行う。これまでの経験は惜しみなく伝えていく考えで「お互いにとってプラスになるように」と、チーム力アップと並行して自身の成長につなげる。

 来季7年目を迎える中崎は、新たな挑戦を胸に秘めていた。来年1月12日から宮崎・日南市で自主トレを行う。当初は江草と2人の予定だったが、4学年下の塹江が参加を志願してきた。「いつも僕が一番下だった」という守護神にとって、初めて後輩と臨む合同トレ。口にしたのは先輩の自覚だ。

 「下の子がいたらまた、気が引き締まると思う。僕も自分のやるべきことをやりたい。基本的には、自分でどれだけやるかなので」

 塹江は150キロを超える速球が魅力。3年目を迎える来季、先発、中継ぎの両方で台頭に期待が掛かる左腕は「普段はおとなしい中崎さんが試合になれば雰囲気が変わる。そういう切り替え方を自主トレで聞きたいと思っています」と“アニキ”から飛躍のきっかけを吸収するつもりだ。

 守護神2年目の今季、61試合で3勝4敗、34セーブ、防御率1・32と安定した数字を残した中崎自身も、先輩として助言を惜しまない。「やるのは自分次第ですが、食事も毎日一緒に取るので、会話も増えてくると思う」。また「僕も言ったからにはやらなきゃいけない。やっているところを見せないと」と先輩としての自覚を胸に、有言実行で新たな可能性を探る。

 来季も守護神は不動。この日はマツダで有酸素運動や、肩周りの強化など汗を流した。「江草さんも来てくれるので。同じ左投手にしか分からないこともある。僕もまだプロに入って6年。お互いにとってプラスになれば」。リーグ連覇、日本一への礎にしたい。道場開講で“中崎アニキ”が成長を誓う。

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