黒田 CSに向け本番モード突入 8日に紅白戦登板、中5日で第3戦へ

 広島の黒田博樹投手(41)が7日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。マツダCSファイナルSに向けた短期決戦モードに突入する構えを示した。8日の紅白戦で調整登板して第3戦に先発予定。大リーグ時代はポストシーズンに出場し、登板経験もある。幾多の修羅場をくぐり抜けてきたベテランが、決戦へ調整を進める。

 決戦を控えた黒田が、来るべき時へ気持ちを高めた。やるべきことは分かっている。一戦必勝だ。

 「勝つしかない。重要なのは勝つこと。形、内容どうこうではない。5、6点取られてもチームが勝てばいい。短期決戦なので、長いイニングを投げようとしなくていい。5回、6回でもゲームを作って勝ちにつながればいい」

 レギュラーシーズンでは、先発ローテを守りながら任せられた試合は完投を目標に登板。それは143試合を戦い抜くために、中継ぎ陣の負担軽減にも配慮したこだわりだった。だが、短期決戦では関係ない。

 先発が1点でもリードを守り、中継ぎ陣を惜しげもなく投入して勝ちきるのがシリーズの戦い方。なりふり構わず勝利を求める。広島では自身初のCSの舞台だが、大リーグ時代の経験がある。

 ドジャース、ヤンキースではポストシーズンに3度進み、5試合に登板。4試合がクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)と、勝負強さを発揮した。

 唯一、気がかりなのは登板間隔だ。14日の第3戦登板が有力視されるが、最後に投げたのは1日のヤクルト戦。「間が空くので、いままで以上に(状態を)考えていかないといけない。100%は無理だけど、どれだけベストに近づけられるか」。だからこそ登板予定の8日の紅白戦が重要になる。

 「当然こなしていかないと。次の登板があるので、できるだけベストに近い状態にしたい。一番は自分の納得いく球を投げられればいい」。中5日で迎える本番へ、いかに紅白戦で状態を上げられるかが鍵になる。

 この日はヘーゲンズ、中崎と共に投手指名練習に参加した。強めのキャッチボールや短いダッシュで調整。時折笑顔をのぞかせるなど、リラックスした様子で練習を終えた。

 8日の練習後には、決起集会が行われる。「団結力は大事。元々チームは一つになっているので、いまさら何もすることはない。その雰囲気で試合が近づけばみんなの気持ちも高まってくると思う」。チーム一丸でCSを突破する。

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