広島 守備でも魅せた 39度目の逆転勝ち呼び込む
「中日2-3広島」(26日、ナゴヤドーム)
広島が鉄壁の守備で今季39度目の逆転勝利を呼び込んだ。
2-2の八回無死一塁。大島の右中間を破った打球に、中堅手・丸が素早く追い付くと、中継に入った二塁手・菊池に素早く送球。菊池は勢いよく反転し、捕手・石原へノーバウンドでつなげた。一塁から本塁を狙ったエルナンデスはタッチアウト。完ぺきな連係プレーが勝ち越し点を阻止した。その後のピンチも切り抜け、この回を無失点。九回1死満塁から菊池が左前適時打を放ち、逆転に成功した。
春季キャンプから内外野の中継プレーには力を入れてきた。河田守備走塁コーチは「あのプレーで勝ったようなもの。2人ともド・ストライクを投げてくれた。丸はキクの胸に投げて、キクも寸分の狂いもなく(石原に)投げた。あそこじゃなく、一塁側に少しでもそれていたら、セーフになっていたかもしれない」と最大級の賛辞を送った。
チームは3連勝。2位巨人がDeNAに敗れたため、優勝マジックは「16」に減った。