鯉猛爆 今季最多16点!チームの要・石原負傷で燃えた
「ヤクルト4-16広島」(2日、神宮球場)
スタンドからの大歓声が響き渡った。広島が今季最多の16得点を奪う猛攻。チームの要・石原の負傷退場に、ナインがバットでエールを送った。
悲鳴が上がったのは初回2死一、三塁。1ストライクから2球目、内角低めのカーブをバレンティンが強振。そのフォロースルーが石原の頭部を直撃した。その場で倒れて動けなくなった。担架で運ばれ交代。チームの士気は高まった。
圧巻の攻撃は10-4で迎えた八回。先頭の代打・小窪が左中間への三塁打。続く田中が右翼席に12号2ランをたたき込んだ。一度、勢いに乗った鯉打線の猛攻は止まらなかった。安打と2四球で1死満塁。ここで鈴木が、左中間への2点適時二塁打で続いた。最後は代打・岩本が鋭い打球の中前2点適時打を放ち、トドメを刺した。
試合後の緒方監督は「アクシデントがあった中で、チーム一丸となって戦えた。打つ方にしても、投げる方にしても、みんな集中力をもってプレーしてくれた」とナインに賛辞を贈った。チームリーダーの丸も「気持ちの高まりはありました。みんなでつなぐことだけを考えていた」と奮闘した。セ・リーグトップの破壊力を誇る打線が、再び連勝街道に導く。





