広島、連敗2で止める 福井が4月10日以来の2勝目「これからチームに貢献」

7回巨人二死、長野久義を空振り三振に仕留め雄たけびをあげる広島・福井優也=京セラドーム大阪(撮影・園田高夫)
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 「巨人0-4広島」(28日、京セラドーム大阪)

 広島が連敗を2で止めた。先発の福井が7回5安打無失点の好投で、4月10日の阪神戦(甲子園)以来となる2勝目(2敗)。田中が自身初の2打席連続本塁打を放った。

 福井は立ち上がりから再三、ピンチを背負ったが、粘りの投球で得点は許さなかった。2-0の六回は無死一、二塁とされたが、村田を三振、ギャレットを一ゴロ、山本を右飛に仕留めて切り抜けた。八回はジャクソン、九回は中崎が無失点投球で試合を締めた。

 打線は田中が三回に10号ソロ、六回に11号ソロを、いずれも巨人先発・菅野から放った。2打席連発は自身初。2-0の九回には、2死満塁から鈴木が巨人4番手・矢貫から中前へ2点適時打を放って試合を決めた。

 福井はヒーローインタビューで「ゼロで抑えられるとは思っていなかったので、しっかりゲームをつくれたことだけはよかった」と語った。5月8日のDeNA戦を最後に、不調で1軍登板から遠ざかったいた。その間、チームは首位を快走。「素直に応援できない自分もいたり、でもチームが勝つことはうれしいですし、その輪の中にしっかり入っていきたいという悔しさもあったので、下(2軍)で、呼ばれるまでは準備をしておこうと思って、しっかりやっていました」と、2軍で過ごした期間を振り返り、「これからしっかりチームに貢献したいと思っています」と誓った。

 巨人は連勝が2で止まり、首位・広島とのゲーム差は再び10に開いた。先発の菅野は7回2失点ながら5敗目(6勝)を喫した。

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