黒田、野茂以来日米200勝へ6日先発 「数字だけ見れば感慨深い」

準備体操する黒田(右)=富山市民球場
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 広島の黒田博樹投手(41)が、6日の中日戦(金沢)に先発する。日米通算200勝目をかけて臨む一戦。4日、富山市民球場での練習後、会見に臨んだ右腕は「勝てればどんな形でもいい。形がどうであれ(自分が)勝てばチームが勝つことになるので。こだわりはないです」と勝利にこだわる考えだ。

 プロ20年目、積み上げた白星は199勝。節目を前に「正直、自分では実感がない。僕自身、普段と変わらない登板。普段通りの調整をして、チームの勝利に貢献したい」と率直な思いを語った。ただ、その一方で「本当に今まで199勝も積み上げて来られたのかな、と。現時点では、よくここまで来られたなと、客観的に思います」とも話した。

 地方球場での達成なら藤本英雄氏(元巨人)、村田兆治氏(元ロッテ)以来3人目になる。「たまたまローテーションがそうだったので。当然、マツダで、たくさんのお客さんの前で投げるのがいいのかと思いますが。やっぱりローテで回る以上は、そうも言っていられないので。まずは勝利優先」とした。

 また、日米通算での200勝到達は2004年野茂英雄氏以来2人目の偉業。「全然、インパクトというか…。野球人としてまだまだ、野茂さんに追いつけてはいないと思いますけど。数字だけを見れば、そこまで来られたというのは、自分の中では感慨深いことだと思います」と、先輩に敬意を示した。

 金沢での登板はプロ1年目、1997年7月1日の阪神戦以来。同日は7回6安打3失点で敗戦投手となっている。「1勝、1勝、大変な思いをして勝ってきた。振り返るとしんどいことを思い出さなきゃいけないので。まさか?自分でもそういう思いが強いです」と黒田。重ねてきた199勝と同じように、200勝目もチームの勝利が最優先。一戦必勝でマウンドに上がる。

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