広島サヨナラで18年ぶり9連勝
「広島4-3阪神」(26日、マツダスタジアム)
広島が九回、3-3、2死満塁から代打・松山竜平の中飛で阪神の選手が交錯し、打球が落ちたため三塁走者が生還。サヨナラ勝利を果たした。98年4月11日の阪神戦から同月21日の巨人戦以来18年ぶりの9連勝となった。貯金も20年ぶりとなる14に達した。
2-3と1点を追って迎えた九回。2死満塁から8番・会沢が、阪神・先発の岩貞から左前適時打を放ち同点とした。
ここで岩貞を引きずり降ろし、続く9番の打順で代打に松山。交代で登板したドリスから中堅へ飛球を放った。打球を追った左翼の俊介と中堅の中谷が交錯。打球が落ちたため、三走の鈴木が生還した。記録は中堅・中谷のエラーとなった。
俊介は数分間、倒れたまま起き上がれず。担架で搬出された。サヨナラ勝利に沸いた広島の選手、ファンも心配そうに状況を見守っていた。
この9連勝でサヨナラ勝ちは4回。“神ってる”という表現が当てはまる快進撃だが、この日ばかりは複雑な思いも残る結末となった。