鈴木初サヨナラ弾!カープ劇的4連勝

 「交流戦、広島6-4オリックス」(17日、マツダスタジアム)

 若鯉のバットが死闘に決着をつけた。「入れと思って走った」。祈る思いで見送った打球は鯉党の声援にも後押しされ、左翼席に飛び込んだ。プロ初となる8号サヨナラ2ラン。広島・鈴木誠也外野手が4時間51分の激戦にピリオドを打った。

 4-4の延長十二回。先頭・磯村が左翼線二塁打。この日2安打を放っていた鈴木につないだ。フルカウントからの7球目、比嘉のスライダーにバットを振り抜いた。打球は失速することなく、左翼フェンスを越えた。

 「その前の打席で力んで自分のスイングがしっかりできなかったので、次はやってやろうと思っていました。とにかく食らいついていこうと思っていた。追い込まれていたのでノーステップで打ちました」。とっさの判断で変更した打撃フォームが奏功した。

 2点を追う九回は、三回に適時失策を犯していた4番・ルナが今季3度目の猛打賞となる三塁線を破る同点2点二塁打。敗戦寸前からのサヨナラ勝ちで4連勝。貯金を今季最多の9とし、7年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。

 緒方監督は「最後の最後で誠也(鈴木)が大きな仕事をしてくれた。ファンの人も最後まで諦めないで声援を送ってくれて、ありがとうございます」と激闘を制した勝利を称賛した。

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