ジョンソン奮投 セ界トップタイ4勝

 「ヤクルト3-6広島」(10日、神宮球場)

 開幕投手の意地がある。広島のクリス・ジョンソン投手(31)が初回にいきなり3点を失いながら二回以降無失点。6回3失点で黒田らに並ぶリーグトップタイの4勝目を挙げた。

 試合直前から小雨が降る悪コンディションでの投球は、初回にいきなり試練が訪れた。簡単に2死を取りながら、山田を四球で歩かせると、続くバレンティンに左翼席へ先制2ランを運ばれた。その後も「チェンジアップに苦しんだ」と制球できず、2四球と2安打を許し、もう1点を加えられた。

 二回以降は走者を出したが、菊池らの好守にも助けられ「うまく修正できたと思う。こんな天気でも投げることはある。守備のおかげだ」。野手に感謝しながら、四回は3者連続三振と力を見せつけた。

 結局、同点の六回で降板したが、七回に打線が勝ち越し点を奪い勝利投手になった。ヤクルト戦は今季3戦3勝と相性がいい。強力打線からの勝利に「中継ぎ陣を休ませたいと思っていた。6回を投げたので及第点かな」と自己採点した。

 先発陣は黒田をはじめ福井、横山らが次々に離脱する緊急事態。その中で先発陣の柱として奮闘する。畝投手コーチは「初回に3点を取られたけど、よく粘れた」と評価。先発陣の軸として左腕はマウンドに上がり続ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス