「ヤクルト3-6広島」(10日、神宮球場)
故郷に錦を飾るとはまさにこのことだ。東京都出身の広島・鈴木誠也外野手が、2点リードの九回に代打で登場し、左腕・久古から左中間スタンドにダメ押しの4号ソロを放った。
前回の神宮遠征では、新井が通算2000安打を達成した4月26日に2本塁打。翌27日も2ランを放ち、今季の本塁打全てが神宮でのもの。「たまたまです」と笑う江戸っ子は、東京音頭が響く神宮と相性がいい。
最近は打撃不振で3試合連続で先発から外れていた。この一発は4日・巨人戦(東京ドーム)以来12打席ぶりの安打。「最近、打てていなかったんで良かった」と故郷で復調の兆しを見せた。