この鯉は止められない!2死から6連打

 「広島10-7中日」(1日、マツダスタジアム)

 チームの思いを乗せた白球が、左翼前で力強く弾んだ。2死走者なしからの広島の大逆転劇。「絶対に諦めない」-。試合後の新井は興奮気味に、勝利を振り返った。一丸でつないだ6連打。ドラマは4番の一打から始まった。

 五回、ビハインドは4点。新井は1-1から3球目、高めに浮いたカットボールを狙った。通算2005本目の安打。打線に火を付けると、松山も右前打でつないだ。打席には鈴木。三回にも中前適時打を放った21歳は、ネイラーの決め球・カーブを待っていた。

 「すごいキレで狙っていないと打てない球。でも、1球目に腰が引けるような見送り方をしたので、割り切って狙っていこうと」

 2球目。続いたカーブを迷いなく振り抜いた。左翼線二塁打。初回の押し出しと2打席連続適時打で計3打点。安部、会沢、代打・エルドレッドと続き、6連打で一挙6得点。殊勲の6番打者は「いい流れの中で思い切って振っていけた」と笑った。6試合で15打点。チームの得点源を担う。

 3戦連続2桁安打で2戦連続の2桁得点。この6連戦で計54得点。1試合平均9得点と猛打が光る。新井が言う。「どんな点差でも、どんな展開でも、絶対に諦めない気持ちでみんなやっているので。ナイスゲーム!!」。3日からは巨人との3連戦。チーム一丸で連勝街道を突き進む。

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