新井2千安打、神宮球場では最多7人目

 「ヤクルト-広島」(26日、神宮球場)

 広島の新井貴浩内野手(39)が三回、無死二塁から左翼線二塁打を放ち、通算2000安打に到達した。

 二塁上に到達すると、かつての同僚でもあるヤクルト・福地外野守備走塁コーチから花束を受け取り、続いてチームメートの小窪から達成リーフが届けられた。頭上で掲げ、その後に両手でベンチに向けて拍手。左翼席、右翼席、三塁と順番に5度、頭を下げた。

 「打ったのはスライダー。いい場面をつくってもらって、節目の1本をそこで打ててよかったです」

 昨年7月に達成した松井稼頭央外野手(40)以来、プロ野球史上47人目の快挙。新井を含めて神宮球場での達成は、全12球団の本拠地で最も多い7人が記録。長嶋茂雄、柴田勲、清原和博、宮本慎也、谷繁元信(現中日監督)、アレックス・ラミレス(現DeNA監督)に続いた。

 神宮は新井にとっても縁が深く、駒大時代の4年間、リーグ戦などで使用した。プロ入り後は2005年の10月7日ヤクルト戦。黒田博樹投手(41)の最多勝を懸けた一戦で、4-4で迎えた八回に決勝三塁打を放っている。第2の故郷とも言える球場での快挙達成となった。

 出場2112試合での達成は、史上8番目に遅いペース。39歳2カ月での達成は史上15番目の年長到達となった。

 広島選手の達成は衣笠祥雄、山本浩二、野村謙二郎、前田智徳に次ぐ5人目。新井はドラフト6位入団だが、同6位以下での達成は1983年の福本豊(阪急=68年7位)に次いで2人目(ドラフト外は秋山幸二、石井琢朗の2人)で、同6位以下の大卒選手での達成は史上初となる。

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