新井あと「3」マツダで決めろ!

 「広島3-2阪神」(23日、マツダスタジアム)

 汗まみれ、泥だらけの広島・新井貴浩内野手は最高の笑顔で応えた。得点に結びつかない安打より、喜んだのは得点を生んだ四球。1安打、2四球。連敗ストップにホッと一息ついた。通算1997本目の安打以上に、勝利が格別だった。

 「松ちゃんの1本が大きかった」。八回の打席だ。無死一塁。際どい球を見極めて四球を選んだ。「自分のためじゃない。当然、勝つために戦う。いい四球だった」。強引になることなく、松山の2点打を生んだ四球。1点差の勝利を呼んだ。

 守備でも救った。八回、一塁線の打球を横っ跳びで好捕。「思い切り飛んだら入った」と笑ったが、起き上がるとすぐ一塁へ。黒田がベースカバーに遅れ、間一髪のアウトだ。「若いころから『カバーはないと思え』と言われていたから」。積み重ねた努力、練習は勝負どころで裏切らない。

 四回には右前打で出塁。2000安打に残り「3本」とした。「たくさんの方に応援してもらっているので、マツダで…という思いもありますけど。そのためにやるわけじゃない」と新井。地元達成は1つの夢。だが、勝つのために打席に立つ。偉業は勝利で決める。

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