新井救った!九回2死満塁横っ飛び好捕

 「広島6-3ヤクルト」(6日、マツダスタジアム)

 広島が昨季王者のヤクルトに連勝でカード勝ち越しを決め、貯金を1とした。攻守で勝利に貢献したのは新井貴浩内野手(39)だ。守りでは九回2死満塁のピンチで、抜けていれば同点の可能性があった一塁線への打球を好捕。打っても一回1死満塁で、中前に2点適時打を放った。これで通算1987安打。2000安打まで残り13本となった。

 ベテランの“勘”がさえた。5点リードで九回を迎えたが、2点を返されて3点差となり、なお2死満塁のピンチ。ここで打席に代打・森岡が立つと、新井は1、2歩、守備位置を一塁線へ寄せた。すると森岡の放った打球は、強烈なライナーで一塁線へ。抜ければ走者一掃の同点打になる可能性もあったが、背番号25は横っ飛びでつかみ取った。

 「森岡は追い込まれてから、センター返しするタイプだけど…。自分でちょっと嫌な感じがして、少しライン際に寄っていたので。捕れてよかったです」 打撃でも初回、1点を先制後、なおも1死満塁で新井が魅せた。対戦経験のない寺田の3球目、内角低め直球を狙った。強烈なライナー打球は、瞬く間に中前へと抜ける。「『振って合わせていこう』と、ミーティングでも確認した。いいヒットが出ました」。この2点適時打で試合を有利に進めた。

 「早く達成させてやりたいね」。緒方監督は早期の記録到達を願っている。キャンプからスタメンの白紙を強調。菊池、丸にも「競争」という言葉を使った。当然、39歳の新井は厳しい立場。大記録が迫るシーズンとはいえ、同じ力量なら若手を起用する。勝利に対して、非情になると決めていた。

 「あの年齢になれば、代打でもおかしくない立場。それでもキャンプ、オープン戦と結果を残して、自分でポジションを勝ち取った。本当に立派だろう」

 積極的な走塁に、献身的な守備。指揮官は「一塁の守備にしても(12球団で)1、2を争う守りをする」と評す。チームへの波及効果は計り知れない。「今は6番だが、ルナの状態次第では4番も考えている」。開幕から11試合。まだ、休養日すら設けていない。勝つために、スタメン表には「6番・一塁 新井」と記す。

 5日の4安打&4打点に続き、2戦連続の活躍。通算1987本目の安打で、2000安打まで残り13本とした。開幕から11試合で打率・372。得点圏は・500の好成績だ。一日空いて8日からは古巣阪神との3連戦(甲子園)。「1試合、1試合、やっていくだけ」と新井。目の前の試合を全力で戦う。貯金1としたチームを、恐怖の6番が連勝街道に導く。

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