「1番・広輔」マルチで“合格”

 「オープン戦、オリックス5-5広島」(8日、京セラドーム大阪)

 出塁した3度は全てホームに生還した。“1番テスト”で2安打3得点。チャンスメークに徹した打撃で、広島の攻撃を鼓舞した。先制、追加、そして逆転。口火を切ったのは、田中のバットだ。

 「少しずついい形になっている。1番打者としては、自分勝手にならないようにというか。そういうアウトがなくなるように心掛けている」

 初回。東明の出ばなをくじいた。追い込まれてから2球、ファウルで粘って7球目。真ん中のカーブを狙った。投手強襲の内野安打で出塁。菊池、丸の連打で先制ホームを踏んだ。三回は先頭で右翼線二塁打。八回は三塁手の失策で出塁した。

 オープン戦は打率・500と好調。また、対外試合の1番出場に限れば、13打数6安打(・462)だ。打順に関して緒方監督は「まだ試している」と説明。その上で「1、2番や、5番としても期待している。彼も今年、キーになる選手だ」と続けた。攻守に重要な役割を任される26歳。開幕ダッシュのカギは、田中が握っている。

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