大瀬良が最多83球 16日にもシート登板

 「広島春季キャンプ」(13日、日南)

 広島・大瀬良大地投手(24)が、ブルペンで今キャンプ最多の83球を投げた。第2クール終盤でフォームを修正したため調整に遅れが出ていたが、16日からの最終クールでシート打撃に登板予定。開幕投手候補が、いよいよ本番モードに突入する。

 さわやかな“大地スマイル”が戻った。額の汗をぬぐいながら、大瀬良は白い歯をこぼす。納得の球筋に「いいフォームの中で投げられた」と言った。

 7日のフリー打撃登板で最速が138キロ止まり。その後は松原チーフトレーナーとマンツーマンでフォームの再構築を図ってきた。上半身と下半身の連動性を高め、軸足となる右足にしっかり体重が乗るような強化を行った。

 14日に2日連続でブルペン入りし、最終クール初日の16日にもシート打撃に登板する予定だ。周囲は調整の遅れを心配するが「焦るような時期じゃない」と、一歩ずつ着実に課題を克服してきた。

 バレンタインデーを前に、連日たくさんのチョコレートをもらっている。「それだけ応援してもらっているということ。うれしいです」。同封されている手紙には必ず目を通す。

 ここ数年、マエケンが担ってきた開幕投手に名乗りを上げた。本来の輝きを取り戻し、多くの鯉党の希望となる。

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