大瀬良つかんだ!マエケン直伝Cアップ

 広島・大瀬良大地投手(24)が27日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で自主トレを行い、米大リーグ・ドジャースの前田健太投手(27)からチェンジアップを伝授された。握り方や投げる感覚を本格的に教えられたのは初めて。春季キャンプでも習得に取り組み、投球の幅を広げていく。

 何度もうなずく前田の表情に、大瀬良は一つの方向性を見いだした。投球の幅を広げるためにこの春、習得を目指すチェンジアップ。ふわりと浮いて沈んだマエケン直伝の遅球を継続して取り組む。

 「握り方や投げる感覚を教えてもらった。キャッチボールの相手をしてもらって、腕の振りもおかしくないと言ってもらった。いいイメージがつかめた」

 昨年12月から試行錯誤してきた。好転のきっかけは、この日の前田の一言。「相手の胸に向かって腕を振る感じで投げた方がいいと言われた」。球を落とそうとする気持ちが強過ぎる余り「どうしても引っかけていた」。イメージを変えたことで悪癖が解消され、球が抜ける感覚も芽生えた。

 前日26日には、今年2度目のブルペン入り。捕手を座らせて58球を投げた。「7割くらいの力で投げられた。状態は悪くない」。昨季に患った右手中指関節炎の影響はなく、力強く腕を振ることができた。調整曲線は順調に上昇カーブを描く。

 春季キャンプではチェンジアップと並行してフォークの練習にも励む。「僕は器用じゃない。時間はかかるかもしれないけど、コツコツとやっていきたい」。ゆっくりでも着実な一歩。海を渡る男から受け継いだチェンジアップを自らの武器に変えていく。

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