新井最強の体!スクワット240キロ×6回

 広島の新井貴浩内野手(38)が6日、広島市内のトレーニングジム「アスリート」で自主トレを公開した。スクワットで自己最高の240キロを挙げ、進化している肉体をアピール。年齢的にも大ベテランの域だが「やればできるんだな」と自信に満ちあふれていた。2016年は史上最強ボディーで、25年ぶりの悲願に挑む。

 極限まで体を追い込んだ。新井の表情がゆがむ。うめき声がジム内に響き渡る。プロ18年目を迎えるベテランが、過去の自分を追い越した。スクワットで自己最高の240キロを、6回挙げた。「最高の状態。重いのができていたら安心する。やればできるんだな」。自然と頬が緩んだ。

 年齢を重ねる中で、自己最高数値を更新したことは大きな自信になる。「筋力が上がったのは久しぶり。どれぐらいパフォーマンスが変わっているのだろうかという楽しみはある」。筋力を維持するのも難しくなる年齢だが、逆に進化していることを見せ付けた。

 ハードなトレーニングに励むのには理由がある。「夏場以降は体が動かず悔しい思いをした。しっかり軸で回すにしても、ぶれてしまっていた」。2015年は中盤まで3割あった打率も、夏場以降は調子を落として下降。結局、打率・275でシーズンを終えた。

 その反省を糧に昨季後から約3カ月、みっちりトレーニングを積んできた。「下半身を中心に取り組んでいる。もう1回追い込んでやろうと思って取り組んだら、(筋力が)盛り返してくれた」と効果を実感。高校時代から新井を指導する「アスリート」の平岡代表も、「(05年の)ホームラン王をとったときに近い状態」と太鼓判を押した。

 12日からはメンタル面の強化を目的に、鹿児島市の烏帽子山最福寺で毎年恒例の護摩行に挑む。「キャンプが始まる前にメンタル的なものをぐっと引き締めてから入りたいので」。春季キャンプ前に、フィジカル面とメンタル面を納得のいく状態に仕上げる。

 2000安打まであと29本だが、新井の目標はただ一つ。「とにかく自分のできることを精いっぱいやる。泥だらけになってでも、優勝したい」。チームの大黒柱が、史上最強ボディーでチームを悲願のVへ導く。

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