マエケン極秘帰国 エースの去就最終局面

 ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指し渡米していた広島の前田健太投手(27)が26日、羽田着の航空機で14日から滞在していたロサンゼルスから極秘帰国した。

 午前5時過ぎ。早朝から外国人観光客でにぎわう到着ロビーに、前田の姿があった。黒いジャケットに眼鏡を着用。一緒に渡米していた早穂夫人らの姿はなく、報道陣の問いかけには無言。軽く会釈だけし、足早に出迎えの車に乗り込んで空港を後にした。

 米メディアの報道ではドジャースが最有力候補とされている。25日(米国時間24日)には、直接交渉したという情報もある。また家族も同行していたことから、ロサンゼルスで住居など生活環境についても確認した可能性は高い。

 ド軍は今オフ、先発投手の補強が懸案事項。前田獲得には譲渡金を含め総額1億ドル(約121億円)規模の資金が必要と目されているが、財政面は問題ない。過去には野茂や黒田らがプレーしたように、日本人選手の受け入れの経験も豊富だ。

 米球団との交渉期限は、来年1月9日午前7時(米国東部時間1月8日午後5時)まで。エースの去就はいよいよ最終局面を迎えようとしている。

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