大商大・岡田、悔い残し大学生活終わる

 「関西地区大学野球選手権大会、奈良学園大7-0大商大」(2日、南港中央野球場)

 明治神宮野球大会(11月13日開幕)の出場を懸け、敗者復活2回戦が行われた。今秋ドラフトで広島から1位指名を受けた大商大・岡田明丈投手(22)は1回1安打1失点で、大学最後の登板を終えた。

 5点ビハインドの九回、無死一塁で登板が巡った。3連投となったマウンド。宮本に初球、直球を右前に運ばれると送りバントで1死二、三塁。続く西田の打球は一塁後方で大きく弾み、回り込んだ二塁手がファンブル。不運もあったが、決定的な2点を失った。

 自責点は0だが「エースとして18番をもらっているので。あそこは0で抑えて、最後の攻撃につなげないといけなかった」と猛省。大学最後の登板に「この結果を受け止めないといけない。絶対に勝って、みんなを神宮に連れて行きたかった」と声を絞り出した。

 押し寄せる悔しさを胸に、ドラ1右腕は次のステージに向かう。「最後に調子を上げられなかったのは、なにか原因があると思う。もう一度、一からしっかりやり直したい」と岡田。即戦力として、来季ローテ入りを期待される右腕は「大事なところで抑えられるように。勝てる投手を目指したい」と前を向いた。

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