緒方監督 ドラフトくじ引き役担当へ

 広島の緒方孝市監督(46)が、22日のドラフト会議で1位指名競合の際、くじ引き役を担うことが11日、分かった。松田元オーナー(64)が「くじ引きになれば緒方監督に任せようと思っている」と明言。実現すれば初となる大役に緒方監督自身も前向きな模様だ。

 就任当初の昨年のドラフトは1位で早大の有原(現日本ハム)を指名。4球団による競合となり、担当の尾形スカウトがくじを引いたが、外れた。2年前のドラフトでは3球団の競合となった大瀬良を、担当の田村スカウトが引き当てた。監督がくじを引くとなれば、12年の野村前監督以来3年ぶりとなる。

 現在1位候補には県岐阜商・高橋純平投手、明大・上原健太投手らが挙がる。緒方監督は「一つ一つつくり直していく」とチーム再建を誓っている。来季の雪辱へ、まずはドラフトで金の卵を獲得する。

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