マエケンが侍エース!小久保監督指名
広島・前田健太投手(27)が9日、11月8日に開幕する「プレミア12」の日本代表メンバーに選出された。小久保裕紀監督(43)からは「中心で引っ張ってほしい」と、ジャパンのエースに指名された右腕。カープから唯一代表に選出されたマエケンが、世界一奪回を狙う小久保ジャパンをけん引する。
マエケンの今シーズンは、まだ終わっていない。「プレミア12」の代表メンバーに選出され、球団から発表されたコメントに、日の丸を背負う重みが、ひしひしと伝わる。
「選ばれて光栄に思います。重圧を感じながら日本代表として戦っていきたいと思います。そして、日本を勝利に導く投球ができるように頑張ります」
代表ユニホームをまとった前田は、シーズン同様の輝きを放っている。WBCに初出場した13年大会では3試合に先発し2勝1敗、防御率0・60。15イニングで18三振を奪い、大会ベストナインに選出された。
昨シーズン終了後に開催された日米野球でも、大リーガーを相手に5回2安打無失点と好投した。ペナントレース中とは質感が異なる試合球に適応。変化球の曲がり幅が変わるなどの特性を嫌がらず、逆に投球に生かして結果につなげた。
都内でメンバー発表会見に臨んだ小久保監督は「やっぱり前田健太が中心で引っ張ってくれるだろうと思います」と期待を寄せた。
前田は今季、29試合に先発し15勝8敗、防御率2・09。6年連続の2桁勝利を達成し、5年ぶりとなる最多勝に輝いた。今季最終戦となった7日・中日戦(マツダ)では、今季2度目の中4日で125球を投じ、7回6安打無失点と粘投した。
本調子でなくとも結果を出す能力の高さは、初戦を除く1次ラウンド4試合と準々決勝が台湾で実施される過酷な「プレミア12」の戦いにも生きる。
この日、所用でマツダスタジアムを訪れた広島・緒方監督は「今年はエースの働きを期待通りしてくれた。シーズンの疲れを取って、日本を優勝させるため、代表でもエースとして頑張ってほしい」と願った。
前田は以前から「僕は他球団の選手から刺激をもらうことが多いので」と話す。大谷、藤浪、中田…。名だたるメンバーとともに、広島から唯一選出されたエースが、日の丸を頂点に導く。
