広島中崎30S王手「何とも思わない」

 広島・中崎翔太投手(23)が5日、今季最終登板に闘争心を燃やした。ここまで29セーブを挙げ、節目の30セーブに王手をかけているが個人記録にこだわりはない。チームのために身を粉にして投げる姿勢を強調した。

 どんな状況でも投げる-。チーム事情により守護神に抜てきされてからも、その気持ちは一貫してきた。だからこそ「30セーブ?何とも思わない。勝つことだけを考えて投げたい」。回またぎも辞さない構えをみせた。

 不安定だった救援陣を立て直せたのは、中崎の存在なくして語れない。「最後はマウンドに立っていたい」と、ここまで重責を果たしてきた誇りをのぞかせた。チームを支え続けてきた右腕が、歓喜の瞬間を輪の中心で迎える。

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