広島・戸田また背信…五回途中KO

 「ヤクルト6-0広島」(6日、神宮)

 大粒の雨に打たれながら、三塁側ファウルゾーンを歩く。五回途中4失点降板。広島先発の戸田は厳しい表情のまま、声にならない声を絞り出した。上位浮上へ連勝が求められた一戦。強力ツバメ打線に屈した。結果的には2戦連続の背信投球だ。

 「それ(雨の影響)は関係なかったです。切り替えて次、しっかり投げるだけです」

 五回だ。川端、山田に連打を許すと、1死一、二塁でミレッジとの対戦。追い込んでからの4球目、普段より多く使ったカーブを狙われた。左翼線を襲う適時二塁打で失点。中継に入った遊撃田中の送球ミスも重なって、さらに1点を失った。

 ここで一岡と交代。1死、一、三塁から、二ゴロで計4失点(自責2)だ。先制を許した二回は1死一塁でボーク。二進を許すと、大引に中前適時打を浴びた。「動揺というか、全体的に球が高かったな」とは畝投手コーチ。初回は無失点に抑えたが「粘り強さがなかった」と続けた。

 8月30日・DeNA戦(横浜)で、2回2/3を6安打5失点KO。走者を置いてから単調になった前回を反省して、カーブで緩急を付けるため意識的に使った。序盤は有効だったが「結果が全て」と戸田。2戦連続KOで自身2敗目を喫し、次回登板も流動的になった。

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