エルド豪快!バックスクリーン弾
「阪神1-5広島」(2日、甲子園)
太い二の腕から、広島・エルドレッドが豪快なアーチを描いた。五回2死一、三塁でバックスクリーンへ放り込む12号3ラン。「前の打席で打てなかった高めの真っすぐを、バットの芯で捉えることができた」。完ぺきな一振りに表情を崩した。
新井の本盗に刺激を受けた。来日した4年前から、長距離砲に注目していた。「打撃はいいし、常に全力プレー。英語もうまい。阪神ではなぜ使われないんだと思っていた」。だからこそ今季からチームメートになったことを「うれしい」と喜んでいた。負けられない一戦で見せた背番号28のひたむきなプレー。パワーに変えない訳はいかなかった。
「打点を挙げるのが仕事。その役割を果たしていきたい」と先を見据えた。勝負強い打撃を、誰もが期待している。
